かれこれ7年前になるでしょうか、実家で飼っていた愛犬(雑種犬で、名前はロク)を乳ガンで亡くしたのですが、両親がことのほか可愛がっていましたのでショックは大きかったですね。最期はガンが全身に転移し手の施しようがなく息を引きとりましたが、私はその時、胸に沸き起こる思いを感じていました、「もっと、他に手はなかったのだろうか」と…。もともと人間の医療関係の会社に勤めていたこともあり、その基礎知識を生かして何かできないものか、飼い主さんの悲しみを少しでも拭う方法はないだろうか、と考えるようになりました。そんな時に日本獣医生命科学大学・放射線科の先生と出逢い、ともに協力し合いながらアクションを起こそうということになり、伴侶動物の治療補助として使用できる「EBM」(エビデンスド・ベイスド・メディスン
※根拠に基づいた医療用サプリメント)の開発を目指すようになったのです。今回、『パルテノン』さんから提案されているメモリアルジュエリーのように“心の支え”となる商品も、私たちが手がける研究・開発と同様にとても重要なことだと思います。伴侶動物は人間と違って「受け継いでいく」ということが可能です。同じ名前を次の子につけるとか、首輪をつけるとか、亡くなった子への思いを込めて次の子を育てる、という意識を持つ意味でも、とても意義ある商品だと思いますね。
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